番外編 千葉父親による小4女児虐待死事件

テレビをザッピングしていて目にした画面。児童虐待死事件での児相の記者会見場面でした。テロップに、”対応した職員”とあり、ひな壇で答えている一人が、当事者であるらしい。「このタイミングで本人が会見?」驚きました。組織の長が会見で矢面に立ち、取りあえず当事者をガードするのが、普通でしょう。

わたしは、この事件が報道されたときから変だと思っていました。

窓口で脅され、アンケートのコピーを渡してしまったというのはとんでもない話で、この方は児相職員でありながら、虐待に加担したに等しく、大変なことをしてしまったわけです。でも、事務所ででしょ?  一人で、怒り狂う父親に脅され続けていたわけではないでしょ? 他の職員は何をしていたの? 上司は何をしていたの? 他の職員達がが、見て見ぬ振りをして息を潜める事務所の様子が、ありありと目に浮かびました。

そんな職場だから、「この職員がやりましてねぇ。」と言わんばかりに、当事者をカメラに晒し、自分たちを安全圏において平気でいるのでしょう。

ザッピングしただけで会見の様子は見ていません。ですからあくまでわたしの推測です。でも、きっとわたしの推測は正しいと思っています。

これって、学校の教室でのいじめの現場と同じですよね。回りの生徒は関わりを避け傍観している――。虐げられた児童を護るための児相でこんなことが起きているなんて‥‥。愕然としました。

でも、それを指摘する記事やニュース報道をわたしは目にしていません。日本の社会は溶解しつつあります。